職業的懐疑心
我々会計士が監査を行ううえで遵守すべき行動指針「監査基準」の一般基準には…
“監査人は、職業的専門家としての正当な注意を払い、懐疑心を保持して監査を行わなければならない。”
こんな記載が。受験時代は監査基準の文章丸暗記とかしたものですが、今日はこの職業的懐疑心の保持について思い返すところがあった。
まぁ簡単にいえば、「疑ってかかれ」っていうこと。
一般的な道徳の世界では、「人が言ってることは信用しよう」が常識だけど、監査の世界では逆。
ね、そう考えると変わった職業だよねw
今日は外貨換算プロセスのところで、取引の流れと会計処理について会社担当者とヒアリングしていて、そのときは「なるほど」って納得してしまったけど…
家に帰る途中の電車で「ん?なんかおかしくね?」と思い始め、受験時代に使ってた本を調べていたら…
ん〜、やっぱおかしい。認められていない会計処理を行っている可能性がある。
明日もう一回全体を整理してせまってみよう。
職業的懐疑心。見逃したらそれまで。常に「この会計処理は妥当か?」と意識しながら監査を行うことが何より大切だと改めて実感した。
あ、疑ってかかるのは仕事のときだけで、日常生活ではそんなことはないですから、はいw
切り分けが難しかったりするけどね。